先週は、アメリカジョッキーズクラブC(中山芝2200M)、東海S(中京ダ1800M)、京都牝馬S(京都芝1600M)と3重賞が行われた。
アメリカジョッキーズクラブCを制したのは2番人気のヴェルデグリーン。着差はクビ差と僅かだが、中団追走から早目の仕掛けで長く脚を使いラスト1ハロンで先頭に立ちそのまま押し切った内容は着差以上に強い競馬だった。これで中山の芝は重賞オールカマーも含め5勝目、同コースなら今後も信頼して良さそうだ。2着に11番人気のサクラアルディード、3着に6番人気のフェイムゲームが入線して3連単は29万円超えの高配当となった。1番人気に推されたレッドレイヴンは0.1秒差の4着に敗れた。
東海Sはニホンピロアワーズが単勝160円の圧倒的支持に応えて勝利をおさめた。直線で追い出しを待つ余裕を覗かせ、後続に2馬身差と危なげない勝ちっぷり。GI馬が完全復調、左回りも克服して、次走のフェブラリーSも期待できる。2着には好位でうまい立ち回りを見せたグランドシチーが入線した。
京都牝馬Sでは4歳馬のウリウリが初重賞制覇を決めた。直線で馬場の良い内をつく浜中の好判断が目だったが、それでも最速の上がりを32秒9をマークして差し切ったレース振りには本格化の兆し。この勝利で、春の最大目標「ヴィクトリアマイル」へ向けて視界が開けた。2着には同レースが引退レースだった6歳馬ドナウブルーが入線した。
今週は開催替わりで、東が中山から東京へ、西が京都の連続開催となる。共に馬場コンディションは絶好で、先行有利の競馬となりそうだ。東京で、フェブラリーSの前哨戦「根岸S」・京都で高松宮記念へと繋がる「シルクロードS」と2鞍の重賞が行われている。両レースともに、今後のGIに向けて見逃せない一戦。
川崎光二コラム
買い目はもちろん、結論に至った根拠も詳細に解説付きで、高配当の的中連発。
月額2,000円で全情報が見放題、是非一度精度の高いプロの予想を体感して頂きたい。